教養・歴史 書評 『リカーリング・シフト』 青嶋稔著 日経BP 2860円 2021年5月28日 『リカーリング・シフト』 青嶋稔著 日経BP 2860円 ハードウエアの性能よりも、購入後の顧客体験が重視されるようになり、製造業は働き方改革ならぬ「稼ぎ方改革」を迫られている。タイトルにある「リカーリング」とは「繰り返し」「循環」の意味で、顧客といかに継続的に良好な関係を保ち、収益を上げ続けるかが本書のテーマである。著者は、顧客データの取得や人財確保の難しさなど、リカーリング体制にシフトするのを阻む四つの障壁を挙げ、いかにそれらを克服していくかについて述べる。(K) 前の記事 『巨大企業の呪い』 ティム・ウー著 朝日新聞出版 1540円 次の記事 5月20~26日(ビジネス/フィクション) 文字サイズ 小中大 印刷