教養・歴史書評

『誰のためのテレワーク?』 大内伸哉著 明石書店 2420円

『誰のためのテレワーク?』 大内伸哉著 明石書店 2420円

 新型コロナウイルス禍の長期化に伴い、テレワークが定着してきた。しかし著者は、テレワークはコロナ収束までの一時的な回避策ではなく、この流れは今後も止まることはないと捉える。本書の中心テーマは「移動しないで働くとはいったいどういうことなのか?」。監視やプライバシーの問題、オフィスのバーチャル化、少子高齢社会との関係、そして「会社員」という存在がどうなっていくかなど、今後の社会と生活を大きく変える可能性が見えてくる。(K)

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