教養・歴史 書評 『誰のためのテレワーク?』 大内伸哉著 明石書店 2420円 2021年6月4日 『誰のためのテレワーク?』 大内伸哉著 明石書店 2420円 新型コロナウイルス禍の長期化に伴い、テレワークが定着してきた。しかし著者は、テレワークはコロナ収束までの一時的な回避策ではなく、この流れは今後も止まることはないと捉える。本書の中心テーマは「移動しないで働くとはいったいどういうことなのか?」。監視やプライバシーの問題、オフィスのバーチャル化、少子高齢社会との関係、そして「会社員」という存在がどうなっていくかなど、今後の社会と生活を大きく変える可能性が見えてくる。(K) 前の記事 5月13~19日(ビジネス/新書) 次の記事 伝統からも、文革からも解放された自由な時代の中国詩の魅力!=辻康吾 文字サイズ 小中大 印刷