教養・歴史 書評 『好循環のまちづくり』 枝廣淳子著 岩波新書 880円 2021年6月4日 『好循環のまちづくり』 枝廣淳子著 岩波新書 880円 地方創生が叫ばれて久しいが、近年は移住者も増え、新規事業が稼働している街と、シャッター商店街に代表されるよどみ感ばかりの街に二極化される傾向が強いと著者は言う。島根県海士(あま)町や北海道下川町などの自治体でまちづくりを推進してきた著者は、(1)ホップ=未来の望ましいまちの姿を描く、(2)ステップ=物事のつながりを認識する、(3)ジャンプ=旧構造を変えるプロジェクトを稼働させる――の3ステップで好循環を生む仕組みについて分析する。(K) 前の記事 5月13~19日(ビジネス/新書) 次の記事 伝統からも、文革からも解放された自由な時代の中国詩の魅力!=辻康吾 文字サイズ 小中大 印刷