自分自身が「へんしんっ!」していった石田智哉監督のドキュメンタリー映画=井上志津
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映画「へんしんっ!」公開=石田智哉・大学院生、映画監督/845
電動車椅子を使って生活する立教大学大学院生、石田智哉さん(23)。同大学在学中に制作した映画「へんしんっ!」が公開される。企画、監督、編集をこなし、障害を持つ人にとっての表現を追求したドキュメンタリーだ。
(聞き手=井上志津・ライター)
「自分が変わっていく姿を画面に刻めた」
「初めての即興ダンス。手を無意識に開いたり、車椅子を動かしたりする自分がいた」
── 6月19日公開のドキュメンタリー映画 「へんしんっ!」を作った経緯を教えてください。
石田 立教大学現代心理学部映像身体学科の卒業制作として取り組みました。初めは障害を持ちながら表現活動をしている人たちに映像によるインタビュー取材をして、「障害と表現活動」をテーマに映像作品と冊子にまとめようと考えていました。でも、映画監督で指導教授の篠崎誠さんから、映像制作だけでも大変な労力を使うよと指摘されたので、映像に絞って撮影を始めました。(ワイドインタビュー問答有用)
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