教養・歴史 書評 『自由になるための技術 リベラルアーツ』 山口周著 講談社 1760円 2021年6月18日 『自由になるための技術 リベラルアーツ』 山口周著 講談社 1760円 さまざまな束縛から自身を解放するための教養「リベラルアーツ」。気鋭の研究者が各界の第一人者らとの対談を通じ、混沌(こんとん)とした現代社会を生き抜く上でリベラルアーツが武器になると主張する。例えば多様な教養を持つことがグローバル規模でコミュニケーションを促進し、読書や議論が知識をアップデートする。そして不自然にまかり通っている常識の中にイノベーションの種が存在していることに気づくという。閉塞感を打破したい人にお薦め。(W) 前の記事 5月20~26日(フィクション/新書) 次の記事 アメリカ 型破りな俳優の自伝、ロングセラーに=冷泉彰彦 文字サイズ 小中大 印刷