教養・歴史書評

『中国のCASE革命』 湯進(タンジン)著 日本経済新聞出版 2200円

『中国のCASE革命』 湯進(タンジン)著 日本経済新聞出版 2200円

 中国は今や「移動ビジネス」の未来を左右する存在だ。現地でテスラのEVが躍進し、巨大な電池メーカーが誕生した理由も「CASE革命」をひもとけば見えてくる。中国がこの革命に懸けるのは、技術覇権に不可欠な国際標準を奪取する好機だからだ。本書は低価格EVから自動運転、スマートシティーまで今後主戦場となる分野における中国企業の戦略を紹介。その圧倒的なスケールとスピードを直視しない限り、日本は中国の後塵(こうじん)を拝するであろう。(O)

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崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

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