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教養・歴史 書評

『超空気支配社会』 辻田真佐憲著 文春新書 1012円

『超空気支配社会』 辻田真佐憲著 文春新書 1012円

 いまやあらゆるSNSが極論同士の激突の場となり、炎上が常態化している。ほとんどの利用者が息苦しさを感じているはずだが、それもそのはず、空間を制圧しているのは「空気」であると著者は言う。なぜこうなってしまったのか。著者は、東京五輪、コロナ自粛という2大同調圧力について分析し、愛国教育など「戦前っぽいもの」の復活に対し歴史認識をアップデートする必要を語る。そして「健全な中間」をめざし、総合的な知性の獲得に期待を寄せる。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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