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教養・歴史 書評

『サイバースパイが日本を破壊する』 井上久男著 ビジネス社 1650円

『サイバースパイが日本を破壊する』 井上久男著 ビジネス社 1650円

 米中新冷戦における経済安全保障がテーマ。安保を米国に依存しつつ、経済は中国抜きでは成り立たない日本だが、いまやネット空間から企業活動までのあらゆる日常で「軍事領域」が拡大し、軍民一体で攻撃を仕掛ける中国への対抗が必要だと強調する。サイバー攻撃で露呈した日本企業のずさんな管理に触れた箇所を読むと、リスク管理の要諦は「性悪説」の思想だと痛感する。ただ、よそ者に厳しく身内に甘い日本人には不可能な要求かもしれない。(H)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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