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教養・歴史 書評

『六方よし経営』 藻谷ゆかり著 日経BP 1540円

『六方よし経営』 藻谷ゆかり著 日経BP 1540円

 売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」は近江商人の精神を表す言葉として知られるが、今の時代の経営には「作り手」「地球」「未来」を加えた「六方よし」が必要だと著者は指摘。その実践を地方の小さな会社14事例に見いだす。各事例で「六方よし」に至るプロセスが示唆に富む。伝統技術や地場産品、人材といった地域資源を掘り起こし、新たな切り口で価値を加えるからこそ、六方のどこかに負担を押し付けることなく経営が成り立っている。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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