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教養・歴史 書評

『他者の靴を履く』 ブレイディみかこ著 文藝春秋 1595円

『他者の靴を履く』 ブレイディみかこ著 文藝春秋 1595円

 オバマ元米大統領ら英語圏の人々が頻繁に使う「エンパシー(empathy)」はどんな意味なのか? 注目のライターがさまざまな論考を基に解説する。「意見の異なる相手を理解する知的能力」であり、まさに他者の靴を履くがごとく相手の状況を考えてみることだと指摘。さらに、エンパシーは自分自身が発揮できていない才能に気付く機会を得たり、秘めた可能性を広げたりすることでもあり、生き延びるのに必要なスキルと提示する。興味深い思索が満載だ。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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