教養・歴史書評

『デジタルマネー戦争』 房広治、徳岡晃一郎著 フォレスト出版 1210円

『デジタルマネー戦争』 房広治、徳岡晃一郎著 フォレスト出版 1210円

 キャッシュレス決済から中央銀行が計画する通貨(CBDC)まで、お金のデジタル化が秩序もなく進んでいる。その歩みを振り返りながら、通貨の進化形を提示する格好の入門書。そもそもお金はデジタルと親和性が高く、決済用と信用創造用を使い分けることで「見える化」が可能になり、現金時代の不正もなくなるという。その実現に欠かせないセキュリティーのあり方や、乗り遅れ感がある日本が存在感を示すためのルール作りも提唱する。(O)

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崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

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