教養・歴史 書評 『デジタルマネー戦争』 房広治、徳岡晃一郎著 フォレスト出版 1210円 2021年10月1日 『デジタルマネー戦争』 房広治、徳岡晃一郎著 フォレスト出版 1210円 キャッシュレス決済から中央銀行が計画する通貨(CBDC)まで、お金のデジタル化が秩序もなく進んでいる。その歩みを振り返りながら、通貨の進化形を提示する格好の入門書。そもそもお金はデジタルと親和性が高く、決済用と信用創造用を使い分けることで「見える化」が可能になり、現金時代の不正もなくなるという。その実現に欠かせないセキュリティーのあり方や、乗り遅れ感がある日本が存在感を示すためのルール作りも提唱する。(O) 前の記事 9月2~8日(ビジネス/新書) 次の記事 アメリカ 2人の大統領を描いた内幕暴露本が話題に=冷泉彰彦 文字サイズ 小中大 印刷