教養・歴史 書評 『税金の世界史』 ドミニク・フリスビー著 河出書房新社 2585円 2021年10月15日 『税金の世界史』 ドミニク・フリスビー著 河出書房新社 2585円 金融ライターでありつつコメディアン、声優でもあるというユニークな著者。本書はイギリスで上演されたコメディーショー「税制について話そう」が下敷きになっているという異色の本だ。人類最古のメソポタミア文明時代からすでにあった税制について、黒死病やアメリカ南北戦争、第二次世界大戦など時代状況別に分析し、社会との関わりを考察。さらにテクノロジーの進歩に現代の税制が追い付いていない現状を憂慮し、今後の税制についても提言する。(K) 前の記事 9月16~22日(ビジネス/ノンフィクション) 次の記事 中国法制は、果たして本当に近代化されたのか?=辻 康吾 文字サイズ 小中大 印刷