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教養・歴史 書評

『アルバイトの誕生』 岩田弘三著 平凡社新書 924円

『アルバイトの誕生』 岩田弘三著 平凡社新書 924円

 大学生の86%に浸透し、労働力の供給源でもあるアルバイト。本書はその変遷をたどる。戦後の生活苦で学生は知的労働から職種を広げざるを得ず、結果、就職の際は「世間ずれして社風になじませるのが難しい」と敬遠された。高度成長期には娯楽費目的が拡大し、ルーズで扱いにくい存在だったが、1990年代後半からは管理強化が進む。社会経験として職場で責任を引き受け、学業より優先する現状は、それでいいのか。大学教育の意義が問われる。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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