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「安くてまずい」低価格プライベートブランド商品が日本に定着したヤバすぎる事情

ベルギーの輸入ビールをプライベートブランドで投入し、ビール業界で価格破壊を起こした中内功ダイエー会長兼社長1998年1月9日撮影
ベルギーの輸入ビールをプライベートブランドで投入し、ビール業界で価格破壊を起こした中内功ダイエー会長兼社長1998年1月9日撮影

ビール業界の「既得権益」

1990年代、ビール業界は大変動の真っ只中にあった。

太平洋戦争開戦前夜の1938年に免許制になって以来、ビールは販売免許を持つ酒販店が独占販売していた。

しかも定価販売が義務付けられ、値引き販売はできなかった。

こうしたガチガチの規制によって守られたビール業界では、メーカー、卸、小売りの三者が、限られた利益を分けあう構造が定着していた。

利益の取り分は、メーカー、卸、小売りが「7対1対2」の割合だった。これが建値(たてね)制と呼ばれる仕組みである。

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