教養・歴史 書評 『地銀消滅』 高橋克英著 平凡社新書 946円 2021年12月3日 『地銀消滅』 高橋克英著 平凡社新書 946円 北海道のスキーリゾート、ニセコをはじめ、世界に名を知られる日本の観光地は少なくない。こうした観光地では富裕層を顧客とする高級コンドミニアムの建設も相次ぐが、肝心の地銀にはリゾート物件に対応するローンの審査体制がなく、収益機会をみすみす逃している──。金融ビジネスに詳しい著者が、地銀の抱える課題をすっぱりと平易に解説。人口減少と高齢化が加速する東北地方の地銀の動向が、今後の日本の先例になると展望する。(Y) 前の記事 11月4~10日(ビジネス/新書) 次の記事 紙の本も導入検討すべし。価格の変化で需要喚起される動き=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷