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教養・歴史 書評

『老人支配国家 日本の危機』 エマニュエル・トッド著 文春新書 935円

『老人支配国家 日本の危機』 エマニュエル・トッド著 文春新書 935円

 ドナルド・トランプの米大統領当選や英国のEU離脱などの予測を次々に的中させ、「予言者」と言われる著者。日本の現状にも精通したその認識がいま最も危惧するのは「日本型家族」だという。日本社会を作ってきた「直系家族(長子相続)」という家族構造は、高齢者を敬う美徳の陰で出世率の低さに対して無力であり、これが国家存亡の危機を招きかねない。その対応策として、「日本人になりたい外国人」の受け入れなど、大胆な具体案を示す。(K)

インタビュー

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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