教養・歴史書評

『金融庁戦記』 大鹿靖明著 講談社 1980円

『金融庁戦記』 大鹿靖明著 講談社 1980円

「霞が関のジローラモ」の異名を持つ元金融庁キャリア官僚の佐々木清隆氏の金融事件簿。バブル経済崩壊で巨額の財テク損失を負った日本企業を外資系金融機関が損失先送り商品で食い物にした。英語に堪能な佐々木氏が、外資系金融機関の母国に乗り込み、不正を追及していく姿は痛快だ。2011年のオリンパスの粉飾決算事件では、金融当局が1999年に同社の「飛ばし」を把握していたが、行政の縦割りの壁に阻まれたことも告白。本書から学べる教訓は多い。(I)

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電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

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