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教養・歴史 書評

『バチカン大使日記』 中村芳夫著 小学館新書 946円

『バチカン大使日記』 中村芳夫著 小学館新書 946円

 経団連で土光敏夫氏ら歴代会長に仕えたビジネスの世界から畑違いの駐バチカン大使に転出した著者。世界中の信徒を束ねるカトリック総本山で日本への理解を深めようと奔走した稀有(けう)な記録だ。外交は未経験ながらミサなどの行事に足しげく通い、要人をレセプションに積極的に招いて地道に人脈を構築。教皇の訪日や日本からの枢機卿選出など偉業を成し遂げた。バチカン内の路線対立や聖職者の性的虐待問題など影の部分にも触れていて貴重。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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