教養・歴史 書評 『ひきこもりの真実』 林恭子著 ちくま新書 924円 2022年1月7日 『ひきこもりの真実』 林恭子著 ちくま新書 924円 「ひきこもり」を問題視する言説は多く現れたが、本書が決定的に異なるのは当事者・経験者の声を大規模に収集し、得られた事実をベースにしている点だ。「ひきこもり・生きづらさについての実態調査2019」が得た有効回答数は1686人。そこで、ひきこもりの本当の姿が明らかになった。自身、高校以来断続的にひきこもりになり、現在は全国で「ひきこもり女子会」を主宰する著者が、画一的な支援の課題や家族に求めたいことなどを明らかにする。(K) 前の記事 12月2~8日(ビジネス/フィクション) 次の記事 『タカラヅカの解剖図鑑 詳説世界史』 中本千晶著 エクスナレッジ 1980円 文字サイズ 小中大 印刷