教養・歴史 書評 『サウジアラビア』 高尾賢一郎著 中公新書 902円 2022年1月21日 『サウジアラビア』 高尾賢一郎著 中公新書 902円 アラビア半島の大半を国土に持ち、王政国家として、そして石油マネーの利権にまみれた産油国というイメージで見られているサウジアラビア。しかしその内実はほとんど世界に知られていない。本書は、サウジアラビアの日本大使館で専門調査員を務めた経験を持つ著者が、その歴史、宗教、王室と権力などについて解説し、謎に包まれたこの国がいかにして「イスラーム世界の盟主」と呼ばれるまでの存在になったのか、大国の実像を明らかにする。(K) 前の記事 12月23~29日(ビジネス/新書) 次の記事 若い世代を読書に誘うTikTokの影響力=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷