教養・歴史書評

『他者と生きる』 磯野真穂著 集英社新書 990円

『他者と生きる』 磯野真穂著 集英社新書 990円

 コロナ禍は医療にまつわる数字に人々の意識を向かわせた。重症化のリスクにワクチンの効果と副反応。調査データから複雑な計算式で導かれた「正しい知識」が、レトリックや著名人のエピソードと重なって人々の感情や行動を左右する。本書はそうした「統計学的人間観」が支配する現状を浮き彫りにする。より長く生きることが最優先なのかと投げかけ、同じ時間でも深く生きる人生を示す。「統計学的人間観」は医療に限らず問題意識となりうる。(A)

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賃上げサバイバル16 大企業中心の賃上げブーム 中小の7割は「予定なし」 ■村田 晋一郎19 インタビュー 後藤茂之 経済再生担当大臣 賃上げは生産性向上と一体 非正規雇用の正社員化を支援20 「賃上げ」の真実 正社員中心主義脱却へ ■水町 勇一郎22 賃上げの処方箋 「物価・賃金は上がるもの」へ意 [目次を見る]

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