教養・歴史 書評 『難民に希望の光を 真の国際人緒方貞子の生き方』 中村恵著 平凡社 1870円 2022年3月18日 『難民に希望の光を 真の国際人緒方貞子の生き方』 中村恵著 平凡社 1870円 1991〜2000年に日本人で初、そして女性初の国連難民高等弁務官として難民救済に尽力した緒方貞子。同弁務官事務所(UNHCR)に就職し、緒方氏のパーソナル・アシスタントの経験もある著者が、その生涯と成し遂げた仕事について、多くの取材と調査をもとにまとめあげた。着任直後にクルド難民危機に直面し、法的には難民とみなされない人々まで支援対象とする英断を下すなど、独自のリーダーシップがどのように生まれたかを述べる。(K) 前の記事 2月17~23日(ビジネス/ノンフィクション) 次の記事 「女性を応援する書店」で知られた日比谷コテージ閉店の衝撃=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷