教養・歴史書評

『失われた時、盗まれた国』 増田幸弘著 作品社 2640円

『失われた時、盗まれた国』 増田幸弘著 作品社 2640円

 2000年前後から為替市場を動かす存在として個人投資家が注目された。本書はFX (外国為替証拠金取引)をブームに仕立てた笹子善充氏の一代記。都市銀行で信用を逆手にとった商品販売に限界を感じ、為替ブローカーに転身。為替会社を渡り歩くも電子化でブローカーが不要に。設立の中核となったFX会社が上場する手前で経営から排除され、香港へ。空気に流されず時代を泳いだ人物の視点でバブル期以降の日本金融界を捉えており、内幕が興味深い。(A)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

2月14日号

どうする?どうなる?日銀大検証16 岸田政権「インフレ抑制」へ 10年ぶり総裁交代で緩和修正 ■浜田 健太郎19 インタビュー 軽部謙介 帝京大学教授・ジャーナリスト 日銀が甘くみた内閣の力 「安倍1強」に内部ひょう変21 「 ガラパゴス」日銀 市場機能をマヒさせた「看守」 低金利慣れの財政に大打撃 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事