教養・歴史書評

『「それから」の大阪』 スズキナオ著 集英社新書 924円

『「それから」の大阪』 スズキナオ著 集英社新書 924円

 コロナ禍以降、陽性者の数や医療体制の不備など、批判的に報じられる機会が多くなった大阪。しかしながら大阪とは本来、街も人間関係も「密」であることに魅力のある場所だった。大阪在住のフリーライターの著者が、そんな場所なのに、状況から「密」になることを禁じられてしまった大阪の街を歩いた1年2カ月の記録が本書。自粛要請に悩む屋台店主やちんどん行列、365日朝6時から営業する銭湯など、厳しい日々をたくましく生き抜く姿を描く。(T)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事