教養・歴史 書評 『「それから」の大阪』 スズキナオ著 集英社新書 924円 2022年4月15日 『「それから」の大阪』 スズキナオ著 集英社新書 924円 コロナ禍以降、陽性者の数や医療体制の不備など、批判的に報じられる機会が多くなった大阪。しかしながら大阪とは本来、街も人間関係も「密」であることに魅力のある場所だった。大阪在住のフリーライターの著者が、そんな場所なのに、状況から「密」になることを禁じられてしまった大阪の街を歩いた1年2カ月の記録が本書。自粛要請に悩む屋台店主やちんどん行列、365日朝6時から営業する銭湯など、厳しい日々をたくましく生き抜く姿を描く。(T) 前の記事 3月17~23日(ビジネス/新書) 次の記事 コミックが突然の連載打ち切り。今後の詳細な説明を求めたい=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷