教養・歴史書評 『タリバン台頭』 青木健太著 岩波新書 924円 2022年4月22日 『タリバン台頭』 青木健太著 岩波新書 924円 緊迫したウクライナ情勢が続き、日々のニュースの筆頭を独占している。しかし、アフガニスタン情勢も依然混迷の中にあるのは周知の通り。ことにタリバンについて正確に理解するのは困難とされている。テロリストとして危険視する見方、正当な統治の主体として擁護する見方などが入り乱れる中、中東調査会研究員の著者は、タリバンが台頭した背景や、アフガニスタンの部族社会を冷静に分析し、多くの人が理解できる土壌を作ろうと試みる。(K) 前の記事 3月24~30日(ビジネス/フィクション) 次の記事 プーチンを告発・対決する著名投資家の回顧録が話題=冷泉彰彦 文字サイズ 小中大 印刷