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教養・歴史 書評

『日本農業改造論』 神門善久著 ミネルヴァ書房 3080円

『日本農業改造論』 神門善久著 ミネルヴァ書房 3080円

 研究者である著者は各地の農場に足しげく通う。農業者の話を聞くことが主眼ではない。農地を、作物や家畜の様子を観察する。そして、農業を通じて社会を観察する。メディアで農業が成長産業だともてはやされ、新規就農に輸出拡大と耳に心地よい論が躍る現状を批判。同時に、各地で光る農業者を紹介し、理想の将来像を描く。彼らは栽培技能を磨き、自然と市場の変化に対応する。優れた農業が環境負荷の低減と経営を両立していることは希望だ。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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