教養・歴史 書評 『砂まみれの名将』 加藤弘士著 新潮社 1650円 2022年4月29日 『砂まみれの名将』 加藤弘士著 新潮社 1650円 プロ野球の名将・野村克也氏。成績不振と夫人の脱税事件で阪神の指揮官を追われ再起不能とまで言われた後、楽天監督として球界に返り咲くまでの“空白の3年間”を、取材し続けたスポーツ記者が明かす。社会人野球のシダックス監督として、初めて接したアマチュアチームを熱心に指導。真摯(しんし)な姿勢と圧倒的な理論に選手たちも刺激を受け成長、都市対抗野球で快進撃を果たす。本人が「あの頃が一番楽しかった」と振り返ったエピソードが感動的だ。(W) 前の記事 3月31~4月6日(ビジネス/ノンフィクション) 次の記事 書店が「ショールーム化」? 店頭で電子書籍販売実験スタート=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷