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教養・歴史 書評

『日本がウクライナになる日』 河東哲夫著 CCCメディアハウス 1430円

『日本がウクライナになる日』 河東哲夫著 CCCメディアハウス 1430円

 衝撃的なタイトルだが、これはどういう事態だろうか。本書は、ロシアがウクライナ侵攻を開始してから何が見えてきたのか、社会主義経済の理解も含め、ロシアの社会と経済を正確に知ることがいかに困難かを丁寧に解説する。そして最終章で、ウクライナの現状を踏まえ、日本の今後の安全保障体制について論じていく。西側諸国が「プーチン=悪、ゼレンスキー=善」の二元論に傾きがちな中、元駐ロシア公使の著者ならではの冷静な考察に注目だ。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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