教養・歴史 書評 『世界 パンデミックの記録』 マリエル・ウード編 西村書店 3850円 2022年6月17日 『世界 パンデミックの記録』 マリエル・ウード編 西村書店 3850円 新型コロナという未知のウイルスの出現で世界はどう変わってしまったのか。フランスのAFP通信社が、衝撃と対峙(たいじ)する世界各国の人々のオールカラー写真約500点を集めたのが本書だ。その数は61の国と地域、165の都市、町、村に及ぶ。緊迫した救急現場や無人となった繁華街、ソーシャルディスタンスの取り方、数々の別れと涙などの写真に圧倒される。パンデミックと闘う世界の共通性と、その国ならではの個別性の両面が理解できる本。(K) 前の記事 5月19~25日(ビジネス/ノンフィクション) 次の記事 72年も続いた読書世論調査があったから分かること=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷