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教養・歴史 書評

『森と木と建築の日本史』 海野聡著 岩波新書 990円

『森と木と建築の日本史』

海野聡著 岩波新書 990円

 豊かな森林に恵まれた日本では、その歴史と木の関係は切っても切り離せない。建築史家で文化財保存活動にも取り組む著者は、城や寺院などの木造建築が大量に作られた奈良時代をはじめ、利権化や樹種の使い分けが進んだ中世、頻繁に起きる大火で流通の仕方が変わった近世と、木の日本史を解説していく。そして現在も木の運搬には大きな困難があるが知られていないこと、さらに、不足する木材に対し森をどう再生させるかという課題に触れる。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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