教養・歴史 書評 『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』 大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円 2022年7月15日 『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』 大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円 片やナショナリズムやキリスト教など幅広いテーマで縦横に執筆する社会学者。片や社会状況にも積極的に発言する小説家。これまでも天皇論や三島由紀夫論など対話を続けてきた2人が、現代の日本とはいったいいかなる国なのか、真正面から語り合った。元号についての考察から平成以降の日本の変化について考え、資本主義を、憲法9条を、そしてロシアによるウクライナ侵攻とからめて、「国を愛する」とはどういうことかをつきつめて考えていく。(K) 前の記事 6月16日~22日(ビジネス/新書) 次の記事 適格請求書求めるインボイス制度に出版や作家団体から続々反対声明=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷