教養・歴史書評

『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』 大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円

『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』

大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円

 片やナショナリズムやキリスト教など幅広いテーマで縦横に執筆する社会学者。片や社会状況にも積極的に発言する小説家。これまでも天皇論や三島由紀夫論など対話を続けてきた2人が、現代の日本とはいったいいかなる国なのか、真正面から語り合った。元号についての考察から平成以降の日本の変化について考え、資本主義を、憲法9条を、そしてロシアによるウクライナ侵攻とからめて、「国を愛する」とはどういうことかをつきつめて考えていく。(K)

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