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教養・歴史 書評

『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』 大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円

『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』

大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円

 片やナショナリズムやキリスト教など幅広いテーマで縦横に執筆する社会学者。片や社会状況にも積極的に発言する小説家。これまでも天皇論や三島由紀夫論など対話を続けてきた2人が、現代の日本とはいったいいかなる国なのか、真正面から語り合った。元号についての考察から平成以降の日本の変化について考え、資本主義を、憲法9条を、そしてロシアによるウクライナ侵攻とからめて、「国を愛する」とはどういうことかをつきつめて考えていく。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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