教養・歴史書評

『小田急百貨店の展覧会』 志賀健二郎著 筑摩書房 2420円

『小田急百貨店の展覧会』 志賀健二郎著 筑摩書房 2420円

 10月2日、新宿駅西口のシンボル的存在だった小田急百貨店新宿店本館が営業を終了した。高層ビルに建て替えるためで、新宿駅再開発の一環。2日は慣れ親しんだ西口の風景がなくなることを惜しむ人々がたくさん集まった。本書は、展覧会を切り口にその歴史と戦後日本を振り返る。百貨店としていちはやく「文化大催物場」を開設し、世界の秘宝や幻想絵画、プロレス、刺青などユニークな企画展示の数々に実際に携わってきた著者がその歩みをたどる。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事