教養・歴史書評

『市民オペラ』 石田麻子著 集英社新書 1155円

『市民オペラ』 石田麻子著 集英社新書 1155円

 オペラと聞けば、華麗な衣装に演技、多くのセリフが歌唱で表現され、登場人物も多い総合芸術として理解している人が多いだろう。しかしイタリア語で「仕事」「作品」を意味するこの芸術が、「市民オペラ」として日本各地で展開され、日本固有の文化になっていると認識している人は少ないに違いない。プロと市民が協働し、行政との調整もこなしながら、なぜ日本社会はこれまで市民オペラを続けることができたのか。オペラ上演研究の第一人者が解説する。(K)


週刊エコノミスト2022年11月15日号掲載

『市民オペラ』 石田麻子著 集英社新書 1155円

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事