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教養・歴史 書評

『山奥ビジネス』 藻谷ゆかり著 新潮新書 858円

『山奥ビジネス』 藻谷ゆかり著 新潮新書 858円

 不便な山奥にある酒蔵やパン屋、ジェラート屋が、わざわざ足を運ぶ場所となっている。田舎にアートや教育の拠点が生まれている。その土地の環境や文化への負荷を抑えながら、地域に根ざして価値を生み出す7事例を経営エッセイストが丹念に紹介する。地元出身者のUターン、外部出身者のIターンが、環境を変えて学びや気づきを得ることで新しい風をもたらしている。人口減に悩む地方は若者の囲い込みに走らず、オープンであるよう著者は説く。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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