教養・歴史書評

『武器としての国際人権』 藤田早苗著 集英社新書 1100円

『武器としての国際人権』 藤田早苗著 集英社新書 1100円

 現代の世界で最も深刻な人権侵害は貧困である。メアリー・ロビンソン国連人権高等弁務官のこの認識を著者は共有する。従来は結びつけて考えなかった「人権」と「貧困」の関連を強調し、人権に関する日本の意識の低さを検証する。その際、目安になるのが国際人権。国際人権を正しく理解することが日本にとって「武器」になるというのがタイトルの意図だ。人権条約機関や個人通報制度など、日本であまり知られていない組織、制度について解説する。(N)


週刊エコノミスト2023年1月24日号掲載

『武器としての国際人権』 藤田早苗著 集英社新書 1100円

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

3月19日・26日合併号

株価4万円突破! 勝つ投資16 新NISAで歴史的高値到来 時間を味方にしっかり分散■編集部19 インタビュー 代田秀雄 三菱UFJアセットマネジメント常務 アクティブ偏重に疑問 低コストにこだわり19 使わなきゃ損! 投資非課税の新NISA 無期限化と枠拡大&復活■編集部20 新NISA 日本株、 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事