新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『16人16曲でわかる オペラの歴史』 加藤浩子著 平凡社新書 1100円

『16人16曲でわかる オペラの歴史』 加藤浩子著 平凡社新書 1100円

 モーツァルトの「フィガロの結婚」。ワーグナーの「ワルキューレ」。ビゼーの「カルメン」。これらオペラの名曲の数々とその作曲家を、全16人16章で紹介したぜいたくな一冊だ。イタリアのフィレンツェで宮廷芸術だったオペラが、圧倒的な経済力を誇るベネチアで商業芸術として大きく発展する過程や、貴族のパトロンが消えるのと入れ替わりに台頭した資産家と作曲家の関係など、オペラを通じた時代の金と権力のダイナミックな歴史が読める。(H)


週刊エコノミスト2023年2月14日号掲載

『16人16曲でわかる オペラの歴史』 加藤浩子著 平凡社新書 1100円

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事