『AIが職場にやってきた』 ケビン・ルース著 草思社 2200円
『AIが職場にやってきた』 ケビン・ルース著 草思社 2200円
AI(人工知能)は労働環境を改善してくれる味方なのか、はたまた仕事を奪う脅威なのか。実態を検証しないまま期待と懸念ばかりが先行しがちな中、『ニューヨーク・タイムズ』紙のテクノロジー担当コラムニストの著者は、トヨタ自動車やUberなどの企業でどう使われているか、調査に乗り出す。そして綿密に考察したうえで、機械まかせになることなく良好な共存関係を築くため、「デバイス(情報端末)の地位を下げる」など九つのルールを提案する。(K)
週刊エコノミスト2023年3月28日号掲載
『AIが職場にやってきた』 ケビン・ルース著 草思社 2200円