教養・歴史 書評 『共感と商い』 八木隆裕著 祥伝社 1760円 2023年3月24日 『共感と商い』 八木隆裕著 祥伝社 1760円 創業は明治8年。開化堂といえば、手づくり茶筒の老舗として広く知られている。著者はその6代目当主。本書によれば、安価な茶筒が大量生産で多く出回り、ティーバッグやペットボトルの普及で一時は商いを畳む寸前まで追い込まれたというから驚く。そして150年間貫いてきた製法を変えることなく危機を脱し、いまや世界でも人気となったその秘密について、価値の再認識や人材育成、持続可能なビジネスの構築などの観点から、つづる。(K) 週刊エコノミスト2023年4月4日号掲載 『共感と商い』 八木隆裕著 祥伝社 1760円 前の記事 『リスキリング超入門』 徳岡晃一郎、房広治著 KADOKAWA 1760円 次の記事 『師弟百景』 井上理津子著 辰巳出版 1760円 文字サイズ 小中大 印刷