教養・歴史書評

『新・国際平和論 対峙する理性とヘゲモニー』 福富満久編著 ミネルヴァ書房 3080円

『新・国際平和論 対峙する理性とヘゲモニー』 福富満久編著 ミネルヴァ書房 3080円

 ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルとの衝突。激動する世界でどのような考えが平和をもたらすのかを国際政治学者や外交官ら実務家が論じた出色の書。国際政治システム(ウェストファリア体制)が確立した1648年以降、国家主権や内政不干渉の原則が破られる時代に突入した今、新たにどのような国際政治システムが必要なのか、国際秩序を再構築するうえで必須となる思考・理論・実践を示す。(H)


週刊エコノミスト2024年1月9日・16日合併号掲載

『新・国際平和論 対峙する理性とヘゲモニー』 福富満久編著 ミネルヴァ書房 3080円

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