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週刊エコノミスト Online 書評

『「頭がいい」とはどういうことか』 毛内拡著 ちくま新書 990円

『「頭がいい」とはどういうことか』 毛内拡著 ちくま新書 990円

「あの人は頭がいい」などとしばしば耳にするが、「頭のよさ」を感じるポイントは人さまざまで、明確な定義も困難だろう。脳科学の観点から著者が注目するのは、アストロサイトという脳細胞の働きがもたらす脳の持久力。運動能力や感覚、創造力、他人の気持ちを理解できる力などトータルな能力を継続的に発揮できることを重視し、AIと人間の脳の比較や、この時代に求められるほんとうに「頭のいい」知性のあり方などについて検討していく。(K)


週刊エコノミスト2024年5月14・21日合併号掲載

『「頭がいい」とはどういうことか』 毛内拡著 ちくま新書 990円

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