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週刊エコノミスト Online 書評

『天気でよみとく名画』 長谷部愛著 中公新書ラクレ 1100円

『天気でよみとく名画』 長谷部愛著 中公新書ラクレ 1100円

 モネら印象派の名画が誕生した背景にはフランスの温暖な気候があったという。気象予報士が古今東西の芸術作品と天気の密接な関係を解説した。インドネシアで1883年に大規模な噴火が発生し、火山灰が世界に拡散。夕焼けや朝焼けの色彩が鮮やかになり、当時活動していたムンクらの絵画も赤っぽさが増したという。日本の浮世絵にも雨や雲など豊かな自然現象を取り入れたものが数多く存在すると指摘。意外な情報が多数でためになる。(W)


週刊エコノミスト2024年6月4日号掲載

『天気でよみとく名画』 長谷部愛著 中公新書ラクレ 1100円

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