経済・企業特集

リーマン・ショック10年 私のリーマン・ショック 宮内義彦 メルカリ100社で資本主義に対峙するしかない

    宮内義彦(オリックスシニア・チェアマン)
    宮内義彦(オリックスシニア・チェアマン)

     リーマン・ショックの教訓は二つある。一つは1990年代のバブル崩壊で、バブルは悪いことだと政策的に潰し、それを銀行の責任にして後始末に7、8年もかけた。それによって日本経済はすっかり駄目になってしまった。これが私の解釈だ。

     ところが、米国は日本と全く逆のことをした。資本市場の国として市場が機能しなくなれば、銀行から証券会社、大手企業まですべて破綻する。だから投資銀行から自動車メーカーに至るまで公的資金を供給し救済した。これは日本のバブル潰しの失敗から学んだ教訓だ。

     もう一つは金融市場に頼ることの恐ろしさ。オリックスは資本市場から100%資金を調達してもよかったが、当時40%以上は金融機関から借り入れていた。結果的にこれが命綱になった。直接金融と間接金融のバランスが重要だと改めて思い知った。

    残り1255文字(全文1605文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    7月14日号

    コロナが迫る 非接触ビジネス第1部16 「脱3密」に勝機あり リアル×ネットで株価急騰 ■白鳥達哉/種市房子19 インタビュー 鈴木康弘 日本オムニチャネル協会会長、デジタルシフトウェーブ社長 「ネット起点に、実店舗を運営」20  諸富徹 京都大学大学院 経済学研究科教授 「脱炭素社会への契機にも」 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット