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国際・政治特集

総括!安倍政治の功罪 外交 主要国に日本を印象づけた点を評価 官邸主導外交は良識と節度も必要=河東哲夫

2018年6月に米国で開催された日米首脳会談。(Bloomberg)
2018年6月に米国で開催された日米首脳会談。(Bloomberg)

 今の、難しい国際情勢では、外交で得点を挙げるのは並大抵のことではない。その中で、安倍外交は及第点以上の実績を上げている。まず長期政権、かつ「地球儀を俯瞰(ふかん)する」積極外交で、日本の「顔」が再び見えるようにしたのはありがたい。日米関係では安保法制などにより日米同盟を強化し、円安をもたらしたアベノミクスを終始認めさせた。トランプ米大統領とも一応信頼関係を作り上げたし、プーチン・ロシア大統領とも、胸襟を開いて話し合える関係を築いた。

 就任早々、戦後の日本が独自色を持つ外交を展開できた数少ない地域である東南アジア諸国を訪問、関係を強化し続けてきたことも大きい。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)では内外の抵抗を抑えて署名に持ち込み、EU(欧州連合)ともEPA(経済連携協定)締結にこぎつけたことは、トランプ氏率いる米国と渡り合う上でも資産となる。

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