「お得感」で選択されるキャッシュレス=服部邦洋 キャッシュレスの覇者
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政府がキャッシュレス決済比率の向上を掲げる中、小売店にとって決済用端末などの初期費用は頭の痛い問題だ。最近注目されている二次元コード(QRコード)決済は、キャッシュレス決済が普及する起爆剤と目されているが、実際に店舗での買い物で定着していくのだろうか。トーマツでは、「モバイルスイカ」などモバイル決済の利用実態についてアンケート調査を実施し、店舗での買い物におけるスマートフォン決済について、ユーザー(消費者)の意識調査を実施した。
調査によると、約8割がモバイル決済を知っていると回答。コンビニや鉄道など日常生活で利用できる場所が広がっていることが高い認知率につながっている。利用したことがあると回答したのは2割で、このうち4割弱が週1回以上、6割近くが月1回以上利用しており、一度使い始めるとその利便性に気づき、繰り返し利用することが分かった。
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週刊エコノミスト
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