キャッシュレスで切り崩されるカード会社=小林啓倫 キャッシュレスの覇者
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個人を対象にしたキャッシュレス決済は、最近のフィンテックブームの中で中心テーマのひとつとなっており、多くの革新的サービスが登場している。
日本ではキャッシュレス決済の比率が低く、2015年時点で2割程度と推測されている。さらにそのほとんどをクレジットカードが占めており、JR東日本の「スイカ」など電子マネーによる支払いが近年普及してきたとはいえ、クレジットカードの10分の1程度でしかない。とはいえ、10年後までにキャッシュレス決済比率を4割程度に引き上げるという政府目標は、中国が6割程度に達している現実をみると、非現実的ではない。
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週刊エコノミスト
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