教養・歴史書評 読書日記

楊逸の読書日記 一夫一婦制は少数派? 恋愛は遺伝子次第?

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 朝起きてテレビをつけると、どのチャンネルも、ある有名女優がやや下向きの顔で、追いかけてくる取材カメラから逃げていく様子の映像を繰り返し映している。不倫報道だった。

 不倫は道徳問題と考え批判する人が多いようだが、実は「人口の約5割は不倫型の遺伝子を持っている」のだと、『不倫』(中野信子著、文春新書、830円)に書いてある。

「一夫一婦」の制度のもとで生きる我々にとって、結婚していて、妻(夫)子持ちという身でいながら、別の異性とまた恋仲になってしまうなんて、確かにとんでもないことで許してはならないのかもしれない。

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