経済・企業注目の特集

ソフトバンクの「懐事情」 純利益の9割は未実現=細野祐二

質疑応答に立つソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(Bloomberg)
質疑応答に立つソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(Bloomberg)

 ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は、2018年9月中間決算の説明会で、「来年は日本経済が経験したことのないレベルの営業利益が出せる」と述べたのを受け、『日本経済新聞』(12月9日付)は1面で、この発言を孫氏が「豪語した」と表現。日本企業の過去最高の営業利益は、トヨタ自動車の18年3月期の2兆3999億円である。

 SBGの9月中間決算の営業利益は1兆4207億円。ならば、通期の19年3月期決算で、この倍となる2兆8000億円前後の営業利益を出しても不思議ではない。

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