教養・歴史書評

『美味しい進化 食べ物と人類はどう進化してきたか』 評者・池内了

    著者 ジョナサン・シルバータウン(エディンバラ大学教授) 訳者 熊井ひろ美 インターシフト 2400円

    料理は秘儀の開拓史 進化と食の関係説いた快著

     本書の原書名が「ダーウィンとディナーをご一緒に」とあるように、食べ物に関わる調理百般が歴史とともにどのように進化してきたかを追跡したものである。当然、植物や動物を料理に利用するうちに人類の遺伝子も影響を受けて変化してきた。料理と人間の共進化を描いて読み応えがあり、美味(おい)しく頂けた。

     ヒト属は数百万年続いた狩猟採集の時代を脱して約1万年前に農業社会へ移行し、現代のような文明社会を開…

    残り977文字(全文1245文字)

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