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教養・歴史 書評

『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』 斎藤環、與那覇潤著 新潮選書 1450円

『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』 斎藤環、與那覇潤著 新潮選書 1450円

「友達や家族はそんなに大事?」「夢をあきらめたら負け組?」など、現代社会の生きづらさにつながる価値観に疑問を呈する精神科医と歴史学者が徹底的に語り合い、心を軽くするための処方箋を探った。物事を一面的な因果関係に単純化して他人を責める風潮を否定。無理に合意や調和を目指さず、互いの意見の違いを掘り下げ尊重する「対話」を実践すれば結論や解決は勝手に付いてくると説く。悩める人たちへの著者のまなざしが大変やさしい好書。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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