教養・歴史 書評 『問いのデザイン』 安斎勇樹、塩瀬隆之著 学芸出版社 2700円 2020年7月3日 『問いのデザイン』 安斎勇樹、塩瀬隆之著 学芸出版社 2700円 製品開発や人材育成、あるいは子供の学びの場においても、現代社会にはある共通した問題点があると著者2人は指摘する。それは「認識」と「関係性」が固定化する病に陥ることだ。そこで、この状況を変えるために求められるのがタイトルにもなっている「問いのデザイン」。「問い」というものが関係性を柔軟なものに変え、組織なり学校なり地域なりメンバーに活力を与え、創造的な対話を可能にしてくれる。その問いの立て方のスキルを解説してくれる本。(K) 前の記事 「築地市場の豊洲移転問題」小池都政最大の汚点を都庁官僚が告発=田代秀敏(シグマ・キャピタル チーフエコノミスト) 次の記事 「毎日定休日」化した京都・三月書房=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷